Itsukano

日々のことをつらつらと。

ゼロからはじめるPRのプランニング方法についてまとめてみる。

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はじめまして。さすらいPR(@sasuraipr)です。

普段はフリーランスのPRプランナーとして、企業や個人の情報発信のお手伝いをしています。PRという仕事に携わる中で、”PR”って具体的にどんな仕事か知られてないなと思うことが多いので、この場を通じて、紹介できればとおもいます。

企業で新たに広報担当になった方や、PRプランニングにチャレンジしてみたいという方など、ご参考いただければと思います。

そもそも…PRって何なの? 

まずはじめに、PRという言葉の意味について。”PR”と”プロモーション”を同じような意味だと認識している人もいるのではないでしょうか。

 

たしかに、PRの一環として、TV・雑誌・新聞・WEBなどのメディアに自社製品を紹介してもらうために売り込むする「メディアプロモーション」があるので、100%間違いということではありません。

が、しかし。PR=プロモーションだという意識でメディアプロモーションを行うと、「自分の担当製品を何とかメディアに取り上げてもらおう」とゴリ押しの姿勢になってしまい、メディアの方から煙たがられてしまいがちです。

そこで、やはりしっかり知っておく必要があるのが、PRという言葉の意味です。PRとは、”パブリックリレーションズ”つまり、担当製品と社会との関係性をつくるという仕事なのです。

この言葉だけだと少し分かりにくいかと思うので、メディアプロモーションにおいて、どのような提案すべきかを例にとって、説明したいと思います。

PRストーリーのつくりかた

PRにおいて、一番大切なこと。それは、あなたが担当している製品と、世の中とを結ぶ”PRストーリー”をつくることです。

このストーリーが良くできていると、メディアの方々も喜んであなたの製品を取り上げてくれるはず。

たとえば、あなたが新発売するお茶のPR担当者だとしたら、「新発売です!」ということだけでなく、「健康志向の高まり」や「お茶を飲む若年層が減っていている」といった、社会の動きと結びつきをもったストーリーであれば、より興味が湧くかと思います。

このような、「社会との結びつき」を意識して、プレスリリースとは別にPRストーリーをまとめたプロモーション資料を作成し、メディアに提案するのがPRプランナー/プロモーターの主な仕事です。

プロモーション資料の構成はひとそれぞれですが、個人的におすすめしたいのが、「起・承・結」の三段構成。この構成を意識して、つくると自然なPRストーリーが作れるかと思います。

たとえば、先ほどの「新発売のお茶」で、考えてみると…

 

(起)日本人は昔からお茶を多く飲んできてきました。※データで示す

(承)ところが、最近飲料の多様化により、若年層は以前程お茶を飲まなくなりました。 ※データ/事例など。

(結)そのような中、飲料メーカー各社は若年層をターゲットにした、”より飲みやすいお茶”の開発に注力しています ※製品を出す。

 

こちらは架空の商品を元に、PRストーリーを立ててみましたが、イメージいただけましたでしょうか。

大切なのは、(起)で社会に触れ、(結)で担当製品に触れることです。こうすることで、自分の製品と世の中とのつながりが可視化されます。

このように、PRストーリーを立てるなかで一番大切なのが「世の中とのつながりをもったストーリーにする」ということ。

こういうと何か大層なことのように感じてしまいますが、そもそも大抵の製品は、世の中(消費者)のことを考えて作られたはず。だから、そのストーリーをしっかり見える形でまとめていくことを意識すれば良いかと思います。色々なPRストーリーをぜひ考えてみてください。

さらなる具体的なPRの手法については、また改めて紹介します。